スクラッチのやり方を動画で学ぼう!

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RoboCup2017 (ロボカップ2017) 観覧しちゃいました!

 

2017/07/29(土)、30(日)@ポートメッセなごや

KOOV Challenge in RoboCup 2017にプログラミング教室の生徒が参加しました。

今回は、KOOV Challenge in RoboCup 2017が開催されたRoboCupロボカップ)のご紹介をしたいと思います。KOOV Challengeは次回にてご紹介します。

RoboCupロボカップ)2017 世界大会行ってきました!

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RoboCupは、「2050年までにサッカーのワールドカップチャンピオンに勝てるロボットを作る」という目標を掲げている国際ロボット競技大会です。
2005年の大阪以来なのでざっと12年ぶりの日本開催になります!
50近い出場国が参加しているそうです、外国人がわんさかいました!
入場料は、1日券 1,000円で、高校生以下は無料でした。
RoboCupが近づくにつれて名古屋駅の壁一面、RoboCupの広告だらけになっていましたね。

人工知能とロボットの融合体がRoboCupロボカップ)

全てをご紹介できませんが、私が気になっていた競技をいくつかご紹介したいと思います。

サッカー小型リーグ(Soccer Small Size League)

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直径18Cm、高さ15cm以下のロボットを使い1チーム6台で競います。ボールはオレンジ色のゴルフボールを使います。
これからのロボットは、ラジコンではありません!すべて人工知能が自ら考えて動いています。
人間と違って1眼カメラで認識しますので、ロボットとボールの距離はボールの大きさで計測します。
ロボットは、ボールを吸引してひきつけておきながらパスやシュートをして、とてもスピーディにコート上を駆け巡ります。
味方へのパス回し、敵へのマークなどコミュニケーションをとりながら試合を進めていきます
もう、そんな時代が来ているのかとびっくりしたと同時におじさんになったなぁと少々悲しくなりました(笑)
時間があるときに、youtubeに動画をアップするので見てください。

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棒を持った人が審判でボールがラインの外にでたら競技をストップしてスローインからスタートしています。

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こちらが、準備の様子です。Robocupに参加されている女性の割合は1割位です。

ロボカップ ジュニアサッカー

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11歳から19歳までが参加する「ジュニアリーグ」です。
各チーム2台のロボットで行うサッカー競技です。赤外線を発行するボールを使用します。2台のロボットはBluetoothなどによる相互通信が認められています。ロボットは、直径22cm、高さ22cmの円筒形状に収まるサイズがルールで規定されています。

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子どもながらにして人工知能を用いたサッカーロボットを作成しております。私の本業でも2017年に入って人工知能を使ったロボットや音声認識、文字認識の商談を耳にするようになりました。子どもにまで人工知能が浸透しているというのが身をもって実感できました。

サッカーヒューマノイドリーグ(Soccer Humanoid league)

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ヒューマノイドリーグは、ロボットのサイズによって3つのリーグに分かれています。
2足歩行がロボットの基本で、キックしたときのバランス能力や周囲のロボットの状況把握がヒューマノイド開発には重要です。

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ヒューマノイドは、円筒形の小型ロボットに比べるとまだまだ今後も伸びていく余地はあるといった感じです。

速度にすると1分あたり5メートル歩けたらいい所でしょう。

円筒形のロボットはパス回しも抜群でコミュニケーションができている様子でしたが、

2足歩行ロボットは、そこまではたどり着いていない感じでした。

逆をいうと、2足歩行のバランスの制御がとても難しいということになります。

競技者は、熱気ムンムンといった感じですが、観客はロボットの面白い動きをみて大爆笑の連続でした。

あっ、千葉工大のCIT Brainsさんが小型リーグ世界3位です。陰ながら応援しておりました。おめでとうございます!

https://sites.google.com/a/p.chibakoudai.jp/cit-brains/

私にレクチャーして頂けるとうれしいなぁー(笑)

Robocup 4日間の死闘!お疲れ様です。

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私は、7月29日(土)、30日(日)の2日間だけ観覧していましたが、競技者は、予選を含めて4日間の戦いとなるため皆さんバテバテの様子でした。

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競技者もボロボロですが、ロボットも衝突したり転んだりしてガタが来ているようです。ロボットが転ぶときの衝撃を軽減するために、転ぶ瞬間に電流をストップする制御をしているチームがあるそうです。

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左の黒いユニフォームが優勝したドイツのボン大学(ドイツ語: Universität Bonn

感想

こんなに若い人たちがロボットや人工知能の研究に取り組んでいることに刺激を受け、今後もこの流れが一層強いものとなる予感がしました。

来年は日本でやらないんですよね。悲しいなぁ。

次回は、KOOV Challenge in RoboCup 2017参戦②ということでご紹介します。